室蘭の住宅街で砲弾か 自衛隊が回収 避難の住民は帰宅

15日午後、室蘭市の住宅の車庫から砲弾のようなものが見つかり、警察の要請を受けた自衛隊が回収しました。周辺の住民が一時避難する事態となりましたが、安全が確認されたとして自宅に戻りました。

午後2時すぎ、室蘭市知利別町2丁目の住宅で、「遺品の整理中に車庫から砲弾のようなものが見つかった」と、住民の家族から警察に通報がありました。
警察が現場に駆けつけたところ、長さ53センチ、直径10センチの砲弾のようなものが見つかったということです。
これを受けて、室蘭市は、住宅から半径50メートルの範囲の住民に避難するよう呼びかけ、近くの旭ヶ丘小学校に一時、67人が避難しました。
避難した60代の男性は、「びっくりしましたが、しかたないですね」と不安そうに話していました。
その後、警察の要請を受けた陸上自衛隊が、午後7時10分ごろ、砲弾のようなものを回収しました。
市によりますと、安全が確認されたことから避難した住民はすでに全員帰宅したということです。