当麻町特産「でんすけすいか」初競り 最高値1玉70万円

上川の当麻町特産で真っ黒な見た目が特徴の「でんすけすいか」の初競りが旭川市で行われ、最も高いもので1玉70万円の値がつきました。

当麻町特産の「でんすけすいか」は真っ黒な見た目と強い甘み、シャリシャリとした食感が特徴で、コメの転作作物として栽培が始まったことから、田んぼを助けるという意味で「でんすけ」と名付けられています。
15日は旭川市と札幌市で今シーズンの初競りが行われ、このうち旭川市の卸売市場では1玉10キロほどの大玉のスイカが次々と競りにかけられました。
スイカは威勢のよいかけ声が飛び交うなか次々と競り落とされ、最も高いもので去年を10万円上回る1玉70万円の値がつきました。
「JA当麻」によりますと、ことしは4月に夜間の冷え込みが厳しい日が続いたため実の付きが心配されましたが、その後は天候に恵まれ、例年並みの大きさと甘さに仕上がったということです。
生産者の高橋利文さんは「去年よりも高値がつきありがたいです。皆さんにおいしいスイカを食べてもらえるよう頑張ります」と話していました。
「でんすけすいか」は贈答用として需要が高まる来月中旬から下旬に出荷のピークを迎えるということです。