北海道大学病院 予防医療のセミナー

遺伝子検査で病気にかかるリスクを分析できる施設が、ことしの秋、北海道大学病院に開設されるのを前に、予防医療に関するセミナーが札幌市で開かれました。

北海道大学病院では遺伝子検査で病気にかかるリスクを分析し、その予防に取り組む「パーソナルヘルスセンター」をことし10月に開設することにしています。
これを前に14日、北大で予防医療に関するセミナーが開かれ健康に関連する企業などおよそ50人が参加しました。
セミナーでは、北大のパーソナルヘルスセンターの今野哲センター長が認知症などにかかるリスクを遺伝子検査で分析し、食生活や運動などでの予防に役立てることができると説明していました。
また食生活を改善して病気を予防してもらおうと北大病院が健康に配慮した弁当やスイーツを開発し、塩分や油を抑えながらおいしさにもこだわって作られていることが紹介されました。
今野センター長は「病院は病気になってから行くものと思われがちですが、予防にも活用してもらい、道民の皆さんが健康で長生きできることに貢献していきたい」と話していました。