清水町で「保育園留学」始まる

十勝の清水町で、都市部に住む家族に、子どもを保育施設に通わせながら地方での暮らしを体験してもらう「保育園留学」という取り組みが始まりました。

「保育園留学」は、未就学児がいる家族が子どもを地方の保育施設に通わせながら1週間から3週間、移住を体験することができるプログラムです。
清水町では今年度から始まり、その第1号として東京都在住の高橋裕太郎さん一家が6月11日から2週間、町内の移住体験住宅に住みながら、「保育園留学」をしています。
4歳の長男は町内の認定こども園に通っていて、14日は、園で新しくできた友達と塗り絵をして遊んでいました。
一方、夫婦は長男を預けたあと移住体験住宅に戻り、夫婦ともにパソコンを使ってリモートワークをしていました。
現時点高橋さんのほかに2組から申し込みがあるということで、町はこの取り組みを移住につなげたいとしています。
高橋さんは「リモートワークが可能になり地方での子育てを話していたところでした。戸建てなので子どもものびのびできています」と話していました。
妻の千紘さんは「きれいな景色や鹿などの動物も見ることができ楽しいです。車や人混みが少なく、子どもを叱ることが減りました」と話していました。