政府の来年度予算案編成に向け 鈴木知事が自民党に要望書提出

政府の来年度・令和6年度の予算案の編成に向けて、鈴木知事は14日、自民党に対し、物価高騰への継続的な支援や次世代半導体の製造拠点の整備推進に向けた予算の拡充を後押しするよう要請しました。

鈴木知事は14日午前、自民党本部で党道連の伊東良孝会長ら道選出の国会議員に対し、政府の来年度予算案の編成に向けた要望書を提出しました。
この中では、▽寒冷地を対象に電気料金の負担軽減策に上乗せ措置を講じるなど物価高騰に対する継続的な支援を行うことや、▽先端半導体の国産化を目指して千歳市に建設される次世代半導体の製造拠点の整備推進に向けた予算の拡充を後押しするよう要請しました。
また、▽日本海溝と千島海溝沿いで想定される巨大地震や津波に対する防災対策のほか、▽2030年度末を目指す北海道新幹線の札幌延伸に向けた整備の促進などを求めています。
鈴木知事は「デジタル関連産業の一大拠点を形成し、わが国全体の産業、経済にも貢献できるよう取り組んでいくため、お力添えをいただきたい」と述べました。
鈴木知事は15日、公明党にも要望を行うことにしています。