函館サーモン 試食会

函館市の漁協が試験的に養殖を行っているトラウトサーモンの試食会が行われました。

函館市漁業協同組合は水産資源の減少傾向などを受けて地元の水産会社と協力しておととしからトラウトサーモンの試験養殖をしていて、先月、今シーズンの初水揚げを行って「函館サーモン」として地元のスーパーや飲食店などのほか、東京で販売しています。
12日は、函館市の大泉潤市長や道議会の冨原亮議長など関係者を招いた試食会が行われました。
担当者はまず、養殖トラウトサーモンについて大きいもので5キロほどに育ったことや水揚げ後に血抜きをするなど鮮度を保持する取り組みを行っていることなどを説明しました。
このあと、参加した人たちは刺身や西京漬け焼きなどを食べ、試食した大泉市長は「去年食べたときよりもうまみが増していて、脂のりもよく上品な味わいだ。ふるさと納税の返礼品としても期待できるし街のブランドを生かした取り組みはどんどん進めてほしい」と話していました。
函館市漁協函館サーモン養殖部会の松川雅樹さんは「サーモンというとくどい脂で苦手意識がある人もいると思うが、上質な脂でさっぱり食べられる。地元の人に楽しんでもらいつつ食という観光の資源になってほしい」と話していました。