クマ目撃相次ぐ小樽の住宅地 子どもたちが集団で登下校

小樽市の住宅地でヒグマの目撃が相次いだことを受けて、周辺の公立学校では子どもたちを集団で登下校させるなどの対応をとっています。

小樽市内では今月9日から11日にかけて東部の住宅地や公園でクマの目撃が相次ぎ、警察と市が警戒を強めているほか、周辺の公立学校なども通学路の安全対策に乗り出しています。
このうち見晴町地区にある小学校では、登校の時間帯にあわせて教職員が通学路周辺を見て回り、安全の確認をしていました。
また、桂岡町地区にある小学校では12日朝、児童が保護者に伴われて登校したり複数人でまとまって登校したりしていました。
この小学校では、12日の放課後も集団で下校させたほか、今週いっぱいは児童が屋外活動する際に複数の教員が立ち会って安全を確保することにしました。
子どもを車で学校に送った保護者は「この辺りにクマが出たというのは初めて聞くので心配です」と話していました。
桂岡小学校の川越博之教頭は「子どもの安全を守るため、今後、学校の危機管理マニュアルを見直し、クマなどの動物が校区内で目撃された際の対応についても盛り込みたい」と話していました。