津別町 地元木材をチップに加工 施設が完成

オホーツク海側の津別町で、地元の木材を燃料などに使うチップに加工する施設が完成し、10日記念の式典が開かれました。

津別町では、面積の86%を森林が占めていて、地元の木材をチップやペレットに加工し暖房の燃料などに活用する木質バイオマスの取り組みを進めています。
この取り組みの中心となるチップの製造や出荷などを行う町の施設が完成して、10日記念の式典が行われ、津別町の佐藤多一町長など関係者が機械を起動させるボタンを一斉に押して施設を稼働させました。
式の後にはチップを作る工程が公開されて、専用の機械に投入された木材が砕かれ、細かいチップになって出てくる様子を参加者が見学していました。
町は地元で出る間伐材などを使って年間およそ2400トンのチップを製造して町内の公共施設で暖房の燃料として使うほか、家畜の寝床に敷いて使う予定だということです。
津別町の佐藤町長は「町にある木材を有効活用して、地球に優しい取り組みを進めていきたい」と話していました。