北海道新幹線 小樽に設置の新駅 安全祈願の起工式

北海道新幹線の延伸に伴って、小樽市に新たに設置される駅の工事が本格化するのに合わせて、10日、建設予定地で安全を祈願する起工式が行われました。

小樽市では北海道新幹線の延伸に伴いJR小樽駅から南側におよそ4キロ離れた場所に新しい駅が設置され、仮の名称は「新小樽駅」となっています。
新駅の設計や住民への説明などの準備を終えて工事が本格化するのに合わせて10日起工式が行われ、工事の関係者などおよそ100人が出席しました。
起工式の前には地元で親しまれている「おたる潮太鼓」の演奏が披露されました。
このあと行われた起工式では神職が祝詞をあげたあと、出席者が祭壇に玉串をささげて工事の安全を祈願しました。
新駅の計画や建設を管理する鉄道・運輸機構によりますと、「新小樽駅」は高架駅として建設され、駅舎は高架橋の工事が終わったあとの2025年に建設が始まり開業は2030年度末を目指しています。
開業すれば日本最北端の新幹線駅となり、新函館北斗と新小樽の間はおよそ50分、新小樽と札幌の間はおよそ12分で結ばれる予定です。
JRTT鉄道・運輸機構の川端一史小樽鉄道建設所長は「地元の住民の理解を得るとともに、関係者と力を合わせながら慎重に工事を進めていきたい」と話していました。