鹿部町 990万円詐欺被害 パソコンがウイルス感染とうそ

道南の鹿部町に住む80代の男性が、「パソコンがウイルスに感染している。対策ソフトが必要だ」などとうそを言われ、およそ990万円を不正に送金される被害にあい、警察は注意を呼びかけています。

警察によりますと9日、鹿部町に住む80代の男性がパソコンでインターネットのサイトを閲覧していたところ画面に「ウイルスに感染した」という警告画面と電話番号が表示されました。
男性がこの電話番号に連絡したところ、ウイルスソフト相談センターの職員を名乗る男が「1万円のウイルス対策ソフトが必要だ。試しに500円送金して欲しい」などとうそを述べたということです。
男性が指示に従ってインターネットで送金したあと、改めて口座を確認したところおよそ990万円が不正に送金されていたことが分かったということです。
警察は、男性が500円を送金した際にパソコンを遠隔操作するアプリをダウンロードさせられた可能性もあるとみていて、「パソコンがウイルスに感染した」と表示された際は詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。