調理師目指す学生がフルーツカットの技術競う

調理師を目指す学生たちが、フルーツカットや盛り付けの技術などを競うコンクールが9日、帯広市の専門学校で開かれました。

このコンクールは、帯広市にある帯広調理師専門学校が、学生たちに調理技術やチームワークを身につけてもらおうと毎年開いていて、ことし入学した25人が参加しました。
コンクールでは、チームごとに決められた制限時間内に果物を盛り付けるだけでなく、カットの美しさや、盛りつけのバランスなども審査されます。
開始の合図とともに、学生たちはナイフを器用に使ってりんごの皮に模様をつけたり、グレープフルーツを球状にくりぬいたりして、皿の上に盛りつけていました。
審査の結果、優雅に羽を広げる白鳥をりんごで、夜空の三日月をパイナップルとグレープフルーツで表現した作品が優勝しました。

優勝したチームの男子学生は「練習とは違い、本番は手が震えて緊張した。仲間や先生の支えもあり優勝できてうれしい」と話していました。
帯広市内でバーを経営し、審査員も務めた柴田輝さんは「今回学んだことを今後の料理に生かしてもらいたい。お客様においしく食べてもらおうという思いと料理に向き合う気持ちを大事にしてほしい」と話していました。