カメラ持った人が線路に近づいたため「ノロッコ号」緊急停止

8日、道東の釧路町の踏切付近でカメラを持った男性が線路に近づき、「くしろ湿原ノロッコ号」が緊急停止するトラブルがありました。JR北海道は「大変危険な行為で絶対にやめてほしい」と呼びかけています。

JR北海道によりますと、8日午前11時すぎ、釧網線を走る「くしろ湿原ノロッコ号」が釧路町の岩保木踏切からおよそ200メートル手前にさしかかったところ、カメラを持った男性が線路に近づいているのを運転士が見つけました。
運転士は安全確保のためノロッコ号を緊急停止させました。
このあと運転士が降りて話を聞こうとしたところ、男性は「すみません。もう近づきません」と話し草むらに走り去っていったということです。
列車は安全確認をしたあと、6分遅れで発車し、およそ170人の乗客にけがはなかったということです。
ノロッコ号は4月下旬から10月までの期間、釧路駅と塘路駅の間を走る観光列車で釧路湿原の雄大な眺めなどが人気となっています。
JR北海道は「大変危険な行為で利用客にも迷惑をかけるので絶対にやめてほしい」と呼びかけています。
(現場の踏切についてJR北海道が当初の情報を訂正しました)