日銀 道南の景気判断据え置き

日銀函館支店は6月の金融経済概況を発表し、道南の景気について「緩やかに持ち直している」などとして先月と同じ判断に据え置きました。

日銀函館支店が発表した道南の金融経済概況によりますと、「生産」や「雇用」など個別の分野の景気判断はすべて据え置かれました。
このうち「個人消費」では花見やバーベキュー関連の季節需要が順調で、新型コロナへの懸念が和らいだことから売り上げの向上が見られるなどとして、「物価上昇の影響は受けつつも持ち直しの動きが見られる」としています。
こうしたことを踏まえ、道南の景気全般について「引き続き下押し圧力を受けつつも、緩やかに持ち直している」として、先月と同じ判断に据え置きました。
日銀函館支店は「経済活動や大型イベントが再開している一方で、物価上昇などが消費者に与える影響は不確実性が高く、金融経済情勢について今後も注視する必要がある」と話しています。