釧路のクレインズ スポンサー融資で給与全額支払う意向

釧路市のアイスホッケーチーム「ひがし北海道クレインズ」の選手らの給与が未払いになっている問題で、クレインズ側がスポンサー企業の社長から融資を受けて全額支払う見通しが立ったと説明したことが分かりました。

クレインズは新型コロナによる観客数の減少などで経営状況が悪化し、ことし2月と3月分の選手とスタッフの給与、あわせておよそ1500万円が未払いになっています。
また、会社経営者が個人で貸し付けたおよそ2000万円も返済されていないということで、選手らは5月、債権者としてクレインズの破産を釧路地方裁判所に申し立てました。
7日、裁判官が直接主張を聞く「審尋」が非公開で開かれ、選手側の代理人の弁護士とクレインズの田中茂樹代表が出席しました。
代理人の弁護士によりますと、この中でクレインズの田中代表は釧路市にあるスポンサー企業の社長から融資を受けて、未払い分の給与などを全額支払う見通しが立ったと説明したということです。
今週中にも融資を証明する書類を裁判所に提出するということです。
こうした状況をふまえ、裁判所がどのような判断をするか注目されます。