函館ラ・サール高校で27キロ走る伝統の速歩遠足

函館市の高校で、27キロあまりを走りきる伝統行事が行われ、生徒たちが汗を流していました。

函館ラ・サール高校では、長い距離を走ることで自分と向き合う時間にしてもらおうと、市街地や山道などを走りきる「速歩遠足」と呼ばれる伝統行事が50年ほど前から行われています。
6日は、午前9時ちょうどに291人の生徒が市街地から離れた三森町の折り返し地点を目指して一斉に学校のグラウンドをスタートしました。
速歩遠足の距離は27.3キロメートルと、ハーフマラソンよりも長い距離で、途中から舗装されていない砂利道の林道を走ります。
生徒たちは途中で歩いたり折り返し地点で水分補給したりしながらそれぞれのペースで走りました。
なかにはゴール手前で急に足がつって走れなくなった生徒もいましたが、足を引きずりながら最後まで走りきりました。
ゴール手前で足がつった1年生の生徒は、「最後思いっきり力を振り絞ってゴールしようとしたんですけど足に限界が来てしまいました。ゴールしたときの達成感は素晴らしかったです」と話していました。