室蘭港と青森港を結ぶ新たなフェリー 10月2日運航開始

室蘭港と青森港を結ぶ新たなフェリーはことし10月2日に運航を開始することになりました。室蘭港にとっては1年8か月ぶりの定期航路の復活です。

室蘭港と青森港を結ぶ航路は、函館市に本社がある「津軽海峡フェリー」が開設に向けた準備を進め、国土交通省から許可されことを受けて、運航の計画を発表しました。
それによりますと運航開始はことし10月2日で、週6往復運航されます。
室蘭港の出港は午後8時、青森港の出港は午前9時で、所要時間は片道およそ7時間となっています。
客室は4つのクラスに分かれ、運賃は客室や時期によって異なりますが、大人は1人5090円から1万5400円となっています。
予約は乗船する日の3か月前から受け付けるということです。
室蘭港では、唯一運航していた青森県の八戸港との間を結ぶフェリー航路が去年2月に休止になっていて、定期航路の復活は1年8か月ぶりです。
「津軽海峡フェリー」は、来年4月からトラックドライバーへの時間外労働の規制が強化されることからドライバーの休息時間をより長く確保したいという事業者の要望に応えるほか、北海道と本州を結ぶルートを増やし観光を通じた地域振興にも貢献したいとしています。