朱鞠内湖周辺の林道でクマ目撃 キャンプ場など再び閉鎖

上川の幌加内町にある朱鞠内湖で釣り客がクマに襲われた事故。一時閉鎖されていた周辺のキャンプ場などは5日に営業を再開しましたが、6日朝、近くでクマが目撃されたため再び閉鎖されました。

閉鎖されたのは、▼NPO法人「シュマリナイ湖ワールドセンター」が運営する「朱鞠内湖畔キャンプ場」の「第1サイト」と、▼「朱鞠内観光汽船」が運航する遊覧船と貸しボートです。
幌加内町によりますと、6日朝、NPO法人の職員がキャンプ場周辺の林道をパトロールしていたところ、クマ1頭が道路を横切るのを目撃したということです。
クマが目撃された場所はキャンプ場から直線距離でおよそ1キロ離れていますが、幌加内町とNPO法人は観光客の安全に配慮して、当面、キャンプ場などを閉鎖することにしました。
キャンプ場などは先月中旬、釣り客の男性がクマに襲われて死亡したことを受けて閉鎖され、5日、日中の利用に限定して営業を再開したばかりでした。
NPO法人は湖の周辺に設置した赤外線カメラでクマの警戒を続けるとともに、侵入を防ぐためにキャンプ場周辺におよそ1キロにわたって電気柵を設置する予定です。