帯広中心部 商店街を歩行者天国に 「藤丸」閉店で空洞化懸念

帯広市で道東最後のデパート「藤丸」の閉店によって空洞化が懸念される中心市街地を活性化しようと、市の中心部にある商店街を歩行者天国にして食や買い物などを楽しめるイベントが開かれました。

このイベントは帯広市の中心市街地の活性化につなげようと、市の中心部にある「広小路商店街」で地元の商工会議所と商店街の組合が主催して開いたものです。
イベントでは鹿追牛のステーキなど十勝の食材を味わえるさまざまな出店が並んだほか、射的や工作といった子どもたちが楽しめるコーナーも設けられ、多くの人たちでにぎわっていました。
家族連れで訪れた市内に住む男性は「想像以上に充実していて子どもたちも楽しんでいます。中心部の活性化につながっていいと思うので、またやってほしいです」と話していました。
新しい「藤丸」の社長で、帯広商工会議所・商業委員長を務める村松一樹氏は「予想を上回る人出に驚いている。このイベントのように人々が出会う場を継続して作っていくことが市街地の活性化につながると改めて実感した」と話していました。