北大祭 多くの来場者でにぎわう 入場者の事前登録は不要

北海道大学の大学祭「北大祭」が札幌市のキャンパスで開かれ、ことしは入場者の事前登録が不要なこともあって、多くの来場者でにぎわっています。

北海道大学の「北大祭」は札幌市のキャンパスを会場にして2日から始まりました。
キャンパス内にはたこ焼きや焼き鳥などを売るおよそ170の出店が並んでいるほかステージではバンドの演奏も行われ、小雨が降る中でも多くの来場者でにぎわっていました。
去年の「北大祭」では新型コロナの感染防止対策として入場者の事前登録が実施されましたが、ことしは不要となり自由に入場することができます。
またキャンパス内にある研究所の一般公開も行われ、このうち光や物質などを研究する「電子科学研究所」では、液体窒素の中にバナナや花を入れると一瞬にして凍りつく様子が観察できるブースが設けられました。
このほかビー玉と画用紙を使って簡易な顕微鏡を作る体験ができるコーナーでは、訪れた子どもたちが印刷されたイラストをのぞいて肉眼では見えない色の3原色を観察していました。
訪れた小学6年生の男の子は「やわらかいバナナがくぎを打てるほど硬くなるのがおもしろかったです」と話していました。
研究所の一般公開は3日夕方で終了しましたが、「北大祭」は4日まで開かれます。