函館 昨年度訪問者数コロナ前の8割まで回復

昨年度、函館市を訪れた観光客などの数はおよそ455万人と、前の年度に比べて30%あまり増え、新型コロナ感染拡大前の85%ほどにまで回復しました。

函館市によりますと、昨年度、函館市を訪れた人の数はおよそ454万7000人で、前の年度と比べておよそ108万5000人、率にして31.3%増えました。
新型コロナ感染拡大前と比べると85%ほどにまで回復しています。
コロナ禍の行動制限やマスク着用、水際対策の緩和などで道外からの観光客が戻ったほか、10月から3月の下期では、「全国旅行支援」や市の観光需要の喚起策が後押しし、過去3番目に多くなりました。
一方、市内に宿泊した人の数はおよそ270万人と前の年度の1.6倍ほどとなりました。
このうち外国人観光客は9万人あまりで、およそ8万9000人増えましたが、過去最多だった2018年度の2割以下にとどまっています。
また、国・地域別では多い順に、台湾が全体の3割を占め、続いてタイ、韓国、シンガポールなどとなっています。
函館市観光部は「今年度に入ってからも観光客数は順調に伸び、市内ではイベントなども再開している。中国など、戻りきっていない外国人観光客を誘致できるよう施策をうっていきたい」と話しています。