「ウイルス感染させた」うその電話で600万円詐欺被害

釧路地方の60代の女性が「あなたのスマートフォンがハッキングされ、それが原因でウイルスに感染した人がいる」などとうその電話を受けて被害者への補償金を名目におよそ600万円をだまし取られたことがわかり、警察が詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、釧路地方に住む60代の女性はことし2月、NTTファイナンスの社員を名乗る男から「スマホアプリの未納料金がある」などとうその電話を受けたということです。
その数日後、内閣セキュリティセンターをかたる電話で「あなたのスマートフォンがハッキングされ、それが原因でウイルスに感染した人がたくさんいる」などと言われ、被害者への補償金を要求されたということです。
話を信用した女性は4月上旬にかけて複数回にわたって現金を振り込んだり、電子マネーの番号を教えたりしたということで、だまし取られた額はあわせておよそ600万円にのぼるということです。
警察は詐欺事件として捜査しています。
釧路市内では60代の男性が似たような手口でおよそ2000万円をだまし取られる被害も出ていて、警察は注意を呼びかけています。
身に覚えのない請求を受けたら決して応じず、警察の相談専用窓口「#9110」に連絡してください。