函館 GLAYライブ前にTERUさんの絵画展

ロックバンド「GLAY」が6月1日から地元の函館市で3年半ぶりにライブを開催します。これにあわせて市内のライブハウスで、ボーカルのTERUさんが描いた絵画の初めての作品展が開かれています。
GLAYは6月1日と6月3日、4日の3日間、地元の函館市で3年半ぶりとなるライブを開催する予定です。
会場となる函館市民会館にはライブの開催を告知する看板が建物の外に設置されているほか、ポスターも張られています。
ライブ開催にあわせて、ボーカルのTERUさんが描いた絵画の初めての作品展がGLAYが高校生のころに演奏しファンからは聖地と呼ばれて親しまれている市内のライブハウス「あうん堂」で開かれています。
絵画はTERUさんが自分の歌を音と捉えて可視化したらどう表現できるかをテーマに描いたものであわせて17点が展示されています。
このうち、「TheSoundofLife」は、ギターのTAKUROさんが去年発売したソロアルバムのジャケット写真のためにTERUさんが描いたもので、北海道の冬を思わせる青を基調とした風景が特徴的な作品です。
また、「零蒼の中の激昂」は函館の海をイメージして描かれたもので、プロジェクターで波の映像を作品に投影させることで幻想的な青い海を表現しています。
会場ではTERUさん本人が作品を解説する音声が流れる中、事前にチケットを購入した人たちが次々と訪れ、作品に見入ったり、写真や動画に収めたりしていました。
小学1年生のときに母親と一緒に函館市民会館でライブを見て以来、GLAYのファンで、今回のライブも25年ぶりに母親と見に行くという北斗市の30代男性は「2日くらい前からずっとチケットを眺めるくらいきょうが待ち遠しかった。色と色の重なり具合などが独特ですごくいいですね」と話していました。
また、友人と来たという函館市の50代の女性は「SNSではよく作品を見ていてすごいなと思っていましたが、実際に見ると筆のタッチもはっきり見えて感動しました」と話していました。
「あうん堂」の運営会社の中川一貴代表取締役は「TERUさんの思いが絵になったものを見て、ふだんの音楽とはまた違ったところに気づいてほしいです」と話していました。
TERUさんの絵画の作品展は、函館市のライブハウス「あうん堂」で6月5日まで開かれていて、入場券はすでに完売しているということです。