奥尻町で試験養殖のトラウトサーモンの水揚げ
道南の奥尻島で、試験養殖が行われているトラウトサーモンの水揚げが行われました。
奥尻町は、漁業者の水揚げが減少する中、安定した収入につなげようと、おととしから港のいけすでトラウトサーモンの試験的な養殖を行っています。
31日は2シーズン目の水揚げが行われ、大きいもので5キロほどに成長したサーモンおよそ750匹をいけすから引き上げると、鮮度を保つため血抜きをし、重さごとに仕分けていました。
奥尻町産業振興課の成田圭一郎係長は「去年と比べて大きいサイズが育っていて、脂の乗りの割にはさっぱりした後味ということで好評です。水産資源が減る中、若い漁師が取り組んでいるので将来につながればいいと思います」と話していました。
この養殖サーモンは冬に育てられることから「淡雪」と名付けられていて、道外の回転ずし店などで提供されるほか、6月4日には町民への販売会が行われるということです。