“新藤丸”3〜5階建て店舗で早ければ2026年度に開業方針

ことし1月に閉店した帯広市のデパート「藤丸」の再建を目指している新会社の社長は31日に開かれた会合で、これまでの店舗より低層の3階から5階建ての商業施設として建て直し、早ければ2026年度に営業を再開する方針を明らかにしました。

新会社「藤丸」の村松一樹社長は31日に開かれた帯広商工会議所の委員会で、藤丸の再建に向けた進捗状況について報告しました。
この中で村松社長は、8階建ての「藤丸」の建物を取り壊したうえで、3階から5階建ての店舗として建て直す考えを明らかにしました。
これまで新会社では、新しい店舗一部にマンションなどが入る複合施設とする案も検討していましたが、商業施設に特化させるということです。
具体的には、▽1階は「食」に関連するスペース、▽2階は生活雑貨や衣類などを販売するスペースとして活用するほか、▽3階はカフェなどをオープンさせる計画だということです。
新会社では建物の低層化などで早期に営業を再開させることができるとしていて、早ければ2026年度に営業を再開する方針だということです。
村松社長は「1月の閉店以降、昼間の街なかの人通りがまばらになっているのを感じた。なんとか人の往来を取り戻し、街なかの活性化を図りたいという思いで、早期の再開を目指すことが地域に貢献することだと思った」と話していました。