“自分たちでお米を育てて給食に” 当麻町の小学生が田植え

上川の当麻町で、地元の小学生たちが給食で食べるコメを自分たちで育てようと、29日、田植えを行いました。

当麻町では食の大切さを学んでもらおうと、8年前から学校の給食で食べるコメを子どもたちが育てる「田んぼの学校」という取り組みを行っています。
29日は町内の2つの小学校の子どもたち145人が、町役場に隣接するおよそ1.2ヘクタールの水田に集まり、田植えを行いました。
子どもたちは農家の男性から苗の植え方について説明を受けたあと、田んぼに入り、ぬかるみに足を取られながらも「きたくりん」の苗を1本ずつ丁寧に植えていました。
小学6年の男の子は「はじめはぬかるみに苦労しましたが、徐々に慣れて楽しく田植えができました。自分たちが作ったお米を食べるのが楽しみです」と話していました。
当麻町の「田んぼの学校」では、子どもたちが稲の成長の様子を観察し、9月下旬に稲刈りを行う予定です。
収穫されたコメは町内の小中学校の給食で出されるということです。