函館 ”特殊詐欺の被害に歯止めを” 学生が紙芝居を披露

特殊詐欺の被害に歯止めをかけようと、函館市の警察署が被害防止の紙芝居を作成し、26日披露されました。

この紙芝居は、道内の朗読劇のサークルが「特殊詐欺被害の防止を朗読劇で伝えたい」と警察に申し出たことから函館西警察署が作り、北海道教育大学函館校の学生たちが披露しました。
紙芝居は、去年、函館市で高額な被害があった事件を参考に作られていて、70代の女性が弁護士などを名乗る複数の人物から「犯罪を防ぐために資産を預けてください」などとうその電話を受け、現金をだまし取られた手口が紹介されました。
女性は次第に詐欺の被害にあっているかもしれないと疑い始めますが、後ろめたさから家族に相談できず、激しく後悔する様子が描かれています。
その上で、詐欺を疑ったら警察の相談専用電話「#9110」に迷わず連絡するよう呼びかけています。
紙芝居を作成した函館西警察署の高橋勇吉署長は「特殊詐欺の被害防止に少しでも関心を持ってもらうために、これからもアイデアを出していきたい」と話していました。