札幌や函館で還付金詐欺相次ぐ

札幌や函館で還付金詐欺相次ぐ

「還付金がある」などといううその電話でATMに誘導し、現金をだまし取る詐欺事件が札幌市と函館市で相次いで発生し、警察はいずれも詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、25日札幌市手稲区に住む60代の女性の自宅に区役所の職員を名乗る男から「医療費の還付金がある」などとうその電話がありました。
自宅近くにある無人のATMに誘導された女性は、指示通りに画面を操作し、およそ196万円を振り込み、だまし取られました。
一方、東区でも25日、60代の女性の自宅に区役所の職員を名乗る男から「還付金の書類を送ったが返信がないので連絡した」などとうその電話がありました。
還付金をもらうのに必要な申請書を発行するためだとしてATMを操作させられた女性は、およそ100万円を振り込み、だまし取られました。
さらに26日、函館市に住む60代の女性の自宅にも市役所の職員を名乗る人物から「健康保険料の還付金がある」といううその電話があり、ATMに誘導する同様の手口でおよそ150万円をだまし取られました。
警察は、「ATMを操作して還付金が返ってくる」と電話で言われたら詐欺を疑い、警察の相談専用窓口「#9110」に連絡するよう注意を呼びかけています。