朱鞠内湖の事故受け 幌加内町が再発防止議論する連絡会議開催

上川の幌加内町にある朱鞠内湖の湖畔で男性がクマに襲われて死亡した事故を受けて、幌加内町は道や観光関係者などとつくる連絡会議の初会合を開き、今後の安全対策などについて議論しました。

今月幌加内町にある朱鞠内湖の湖畔で、釣りに訪れた興部町の54歳の男性がクマに襲われて死亡し、近くでクマ1頭が駆除されました。
事故を受け、幌加内町は道などとつくる連絡会議の初会合を開き、細川雅弘町長や地元の観光関係者などおよそ20人が出席しました。
協議は非公開で行われ、町によりますと、湖で釣り客を乗せる渡し船を運航するNPO法人から▼事故現場周辺やキャンプ場内にクマが出没していないかを確認する赤外線カメラを26日までに9台設置したことや、▼クマの侵入を防ぐために今後、キャンプ場内に電気柵の設置を検討していることなどが報告されたということです。
また、クマの目撃情報があった場合、▼警察や猟友会などに加えて農協や町の観光協会とも情報を共有し、▼町のSNSや観光協会のホームページで積極的に発信していくということです。
町では今後、ヒグマの生態に詳しい専門家の意見も聞いて、安全対策を進めていきたいとしています。
上川の幌加内町の細川雅弘町長は、男性がクマに襲われて死亡した事故後、初めてNHKのインタビューに応じました。
この中で、事故の受け止めについて、細川町長は「幌加内町にとってかけがえのない財産である朱鞠内湖で事故が起きたことは極めて残念で痛恨の極みだ」と述べました。
また、町の対応については、「二度と事故が起きないように実効性のある安全対策を進めていかなくてはいけない。監視カメラの設置など再発防止策を行うNPO法人などに町としてできるかぎりの財政支援を行っていきたい」と述べました。
そのうえで、現在、閉鎖している観光施設の再開については、「広大な面積がある湖を隅々まで管理することは難しいが、しっかりとした安全対策をとりながら、安全性を担保して初めて営業を再開できると思う」と述べました。