クマ出没相次ぐ紋別市の市街地でまたクマ目撃 公園閉鎖し警戒

クマの出没が相次いでいる紋別市で26日午前、新たに団地やこども園が建ち並ぶ市街地でクマが目撃されました。市は現場付近の公園を閉鎖して警戒を強めています。

新たにクマが目撃されたのは紋別市渚滑町の元新1丁目です。
26日午前9時20分ごろ、車で市道を通行していた男性が隣の公園から山に向かって道路を横切った体長1.5メートルほどのクマを目撃し、警察に通報しました。
現場は団地やこども園、特別支援学校などが建ち並ぶ地域で、市は付近の公園を閉鎖する措置をとったほか、警察もパトカーで周辺を巡回して警戒にあたりました。
また、近くにある紋別高等養護学校は保護者にクマの出没を知らせ、校外学習を中止したということです。
こども園に子どもを迎えに来た30代の母親は「本当はあす公園で遠足をする予定でしたが、閉鎖になってしまったので残念です。早くクマがいなくなってほしいです」と話していました。
紋別市内では今月23日に車がクマと衝突する事故が起きるなど、クマの出没が相次いでいて、市は少なくとも2頭のクマが出没を繰り返しているとみて市民に警戒を呼びかけています。

【26日夕方にも目撃情報】
クマの出没が相次いでいる紋別市では、26日午後5時すぎ、落石町6丁目の道路
を車で通行していた男性が体長1.5メートルほどのクマを目撃し警察に通報しました。クマは道路から山に向かって歩いていったということです。