新ひだか町でチラシ配りヒグマに注意呼びかけ

道内でヒグマの目撃が相次ぐ中、日高の新ひだか町で警察や町の職員が被害に遭わないための注意点をまとめたチラシなどを配って事故防止を呼びかけました。

新ひだか町の静内警察署が管轄する2つの町では、ことしに入って25日までにクマの目撃情報が11件寄せられ、今月19日には、新冠町の道道で子連れの親グマが後退する車を追いかけてくる様子が撮影されました。
クマによる被害を防ごうと、静内警察署や町の職員は26日、町役場を訪れた町民に▼1人で山に入ることは避け、▼足跡やふんをみかけたらすぐに引き返すなどの注意点をまとめたチラシとティッシュを配りました。
また、1階のロビーには、去年確認されたクマの出没場所を記した地図などが掲示され、訪れた人たちが警察官から説明を受けていました。
静内警察署の近藤謙作地域課長は、「全道でクマの出没が相次いでいるので、みなさんには十分注意してもらいたいです。山に入る際には必ずクマよけの鈴を持っていってほしいです」と話していました。