八雲町でマイナポイント誤付与

マイナンバーカードを巡るトラブルが相次ぐ中、八雲町はカードの取得などでポイントがつく「マイナポイント」が誤って他人に付与された事案が1件、確認されたと発表しました。

マイナンバーを巡っては、カードと一体化した健康保険証に誤って他人の情報が登録されたケースが確認されるなどトラブルが相次いでいます。
こうした中、八雲町はカードの取得などで最大2万円分のポイントがつく「マイナポイント第2弾」の事業で、誤って他人に付与された事案が1件、確認されたと発表しました。
町によりますと、先月町民の女性が役場に設置されている端末でポイントを申し込む操作をしていたところ、ひも付ける決済サービスのパスワードが分からず、ログアウトしないまま帰宅したということです。
そして次の人が女性がログインしたままの画面でポイントを申し込んだため、次の人が登録する決済サービスに誤って付与されたということです。
女性が後日、改めてポイントの申し込みに役場を訪れた際、すでに誤って付与されていたことが分かったということです。
町は「利用者へ不安を与えてしまったことを真摯に受け止め、ポイントを受け取れなかった人には、ポイント相当分を補償したい」と話しています。
この問題を巡っては総務省が25日、同様の事案が全国の90の自治体であわせて113件確認され、再発防止策としてすでにシステムの改修を行ったと発表しています。