夕張メロン初競り 最高値は2玉で350万円

贈答用としても人気がある夕張メロンのことし初めての競りが札幌市で行われ、最も高いものには2玉で350万円の値が付きました。

夕張メロンの初競りは札幌市の中央卸売市場で25日午前7時すぎに始まり、24日収穫されたばかりのおよそ260玉が競りにかけられると、場内には仲買人たちの威勢のよいかけ声が響きわたっていました。
過去最高額には及びませんでしたが、最も高いものには2玉で350万円の値が付きました。
競り落とした夕張市内の青果関連会社の野田清道社長は「夕張に来てもらいおいしいメロンを食べてほしいと思って奮発しました」と話していました。
夕張メロンは芳じゅんな香りと赤みがかった果肉が特徴で、生産者の組合によりますと、ことしは春以降、好天に恵まれたことなどからよい出来になったということです。
初競りに立ち会った夕張市の厚谷司市長も「高評価でうれしい。丹精込めて作られた夕張メロンを全国の皆さんに食べていただきたい」と話していました。
夕張メロンはことし9月上旬まで全国に出荷されます。