札幌市長 五輪パラ開催経費 物価高騰など踏まえ試算見直しへ

札幌市が招致を目指す2030年冬のオリンピック・パラリンピックの開催経費について、秋元市長は24日の記者会見で、物価高騰の影響などを踏まえこれまでの試算を見直す作業に着手する考えを示しました。

この中で、札幌市の秋元市長は、去年、最大3170億円とする試算を公表した大会の開催経費について、「物価高騰などの影響を考える必要があるほか、会場の問題もいくつか競技団体から指摘されている。課題を検討したうえで市民に示していく案を作っていきたい」と述べ、試算を見直す作業に着手する考えを示しました。
そのうえで、「東京大会と比べたときの状況と何が違っているのか、経費の積算などについて議論してもらう場があってもいい」と述べ、経費について議論するための新たな場を設けることも念頭に検討を進める考えを示しました。