クマと車が衝突した紋別でまたクマ出没 森林組合職員が撮影

クマの目撃が相次いでいる紋別市で24日、新たに現れたクマを地元の森林組合の職員が撮影しました。付近では23日、車がクマと衝突する事故が起きていて、市が警戒を呼びかけています。

クマが撮影されたのは、紋別市渚滑町を通る国道273号線の道路脇の草原です。
24日午前8時すぎ、周辺をパトロールしていたオホーツク中央森林組合の職員が国道を横断するクマを目撃し、その後、持っていたスマートフォンで撮影しました。
クマは体長が1.5メートルほどで、映像では奥の林のほうに向かってゆっくり歩いて行く姿が写っていて、撮影した職員は「こちらに気付いても逃げる様子はなかった」と話しています。
周辺では連絡を受けた警察や紋別市が捜索しましたが、クマは見つからなかったということです。
撮影場所の付近の国道273号線では23日、車がクマと衝突する事故が起きていて、市は少なくとも2頭のクマが出没を繰り返しているとみて市民に警戒を呼びかけています。