「3億円当せん」 うそのメールで約450万円被害

「3億円当せん」 うそのメールで約450万円被害

帯広市の60代の男性が、宝くじの運営会社の社員を名乗る人物から「あなたは3億円が当せんした。受け取るには手数料が必要だ」などという、うそのメールを受けておよそ450万円をだまし取られ、警察は詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、先月21日、帯広市に住む60代の男性の携帯電話に宝くじの運営会社の社員を名乗る人物から「あなたは自治宝くじに当せんしました。手続きをお願いします」などと書かれた、ショートメールが届きました。
男性がこれに返信したところ「当せん金3億円を受け取るには手数料などが必要になる」と、支払いを求めてきたということです。
内容を信じた男性は、先月30日までの間にコンビニエンスストアで25回にわたって電子マネーを購入し、そのたびに番号を相手に伝えてだまし取られました。
被害の総額はあわせておよそ450万円にのぼるということで、警察は詐欺事件として捜査しています。
男性のもとには、このほかにも動画サイトの料金を求める架空請求が来ていて、不審に思った男性が警察に相談しだまされていたことに気付いたということです。
警察は、身に覚えのない支払いを要求された場合は詐欺を疑い、警察の相談専用窓口「#9110」に連絡するよう呼びかけています。