新千歳ー北京便 7月から運航再開へ 約3年4か月ぶり

中国の航空会社「中国国際航空」は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って運休していた新千歳と北京を結ぶ便の運航を、ことし7月からおよそ3年4か月ぶりに再開することになりました。新型コロナの感染拡大以降、新千歳と中国本土を結ぶ便の運航再開が明らかになるのは初めてです。

「中国国際航空」の発表によりますと、新型コロナの感染拡大に伴って運休を続けている新千歳と北京を結ぶ便の運航を、ことし7月11日からおよそ3年4か月ぶりに再開します。
運航本数は、感染拡大前は週7往復でしたが、ことし7月の再開後は週2往復だということで、今後の状況をみながら増便を検討していくとしています。
道によりますと、新型コロナの感染拡大前に道内の空港で唯一、中国本土とを結ぶ便が運航していた新千歳空港では、2020年3月以降、すべて中国本土便の運休が続いていて、新千歳と中国本土を結ぶ便の運航再開が明らかになるのは今回が初めてだということです。
新型コロナの感染拡大の影響がほとんどなかった2019年度に道内を訪れた外国人観光客のうち中国本土からの観光客は24%余りを占めており、外国人観光客の本格的な回復に向けては、中国本土のほかの都市とも直行便の再開を進められるかが課題となります。