函館市が生活保護受給していた4世帯の個人情報を紛失

函館市は生活保護を受給していた4世帯分の名前や住所などの個人情報が記載された台帳を紛失したと発表しました。

市によりますと、紛失したのは福祉事務所亀田福祉課などが保管していた生活保護廃止台帳4世帯分で、受給者の氏名や住所などの個人情報のほか、生活保護申請から受給決定までの経緯などが記載されているということです。
市によりますと先月11日、福祉事務所亀田福祉課の職員が生活保護廃止台帳1世帯分が保管場所にないのに気づき、事務所内を探したものの見つかりませんでした。
生活保護廃止台帳は保存期間が5年と定められていて、市がすべての台帳の保管状態を調べたところ、あわせて4世帯分を紛失していることがわかったということです。
市は誤って廃棄した可能性なども含めて調べたものの、紛失の原因は特定できていないということです。
市は現時点で情報が漏れたことによる被害は確認されておらず、各世帯の関係者に謝罪するということです。
函館市は「生活保護廃止台帳の管理方法について新たに管理責任者を定めるなど厳格に取り扱うとともに、個人情報管理に関する職員研修を実施するなど再発防止に努めていきたい」と話しています。