JR根室線 富良野・新得間廃止で北海道運輸局が意見聴取

JR根室線の富良野・新得間が2024年3月末に廃止されることを受けて、北海道運輸局は沿線の自治体関係者などを集め、利便性などに問題がないか意見を聴きました。

JR根室線の富良野・新得間について、JR北海道と沿線の自治体は2024年3月末に廃止することで合意し、廃止届を国土交通省に提出しています。
これを受けて、北海道運輸局は22日、富良野市に沿線の自治体関係者などを集め、廃止で利便性に問題がないかなど意見を聴きました。
このなかで、富良野市の北猛俊市長は「代替交通の確保に向けて、国や道にはこれまで以上の支援や協力をお願いしたい」と述べました。
また、南富良野町の高橋秀樹町長は「町の活性化のため、鉄路廃止後の跡地を有効利用したいと考えている。JRには土地や設備を引き続きしっかりと管理してほしい」と述べました。
このほか、鉄道の存続を求める団体からは意見聴取は沿線自治体だけではなく、広く道民の声を聴くべきだという意見が出されました。
北海道運輸局の山本隆志鉄道部長は「代替交通のバスが確実に運行されるよう、可能なかぎり自治体を支援していきたい」と話していました。