函館・室蘭・札幌で黄砂観測 22日は道内広範囲で飛来予想

22日、道内の広い範囲で黄砂が飛来すると予想されていて、午前には函館市や室蘭市などで観測されました。札幌管区気象台は交通への影響が出るおそれがあるとして注意を呼びかけています。

気象台によりますと、22日、道内は広い範囲で黄砂が飛来すると予想されていて、22日午前、函館市や室蘭市、それに札幌市などで観測されたと発表しました。
物が肉眼ではっきり見える範囲の「視程」が10キロ未満になっているところがあり、午前11時点で函館市で視程が6キロ、室蘭市で8キロなどとなっていて、札幌市は10キロ以上となっています。
最新の分布予想によりますと、黄砂は道内の広い範囲に及ぶと見られ、昼すぎから夜にかけては太平洋側を中心に地表付近の濃度が高くなるとみられています。
黄砂は23日には東の海上に抜ける見込みですが、道内では22日夜にかけて視程がところによって5キロ未満となるなど、各地で見通しが悪い状態になると予想されています。
気象台は、屋外で洗濯物に黄砂が付着するなどの影響のほか、視程が5キロ未満の場合、交通への影響が出るおそれがあるとして注意を呼びかけています。