北斗市で小学生がアサリ漁を体験
地元の漁業に親しんでもらおうと、道南の北斗市で小学生がアサリ漁を体験しました。
北斗市によりますと函館湾に面する館野地区は、砂浜ではなく石の多い海岸でアサリが取れる全国でも珍しい場所で、毎年4月から6月にかけてアサリ漁が行われます。
19日は市内の谷川小学校の3年生から6年生の児童55人が漁を体験しました。
子どもたちは熊手を使って石を動かして小石とアサリを見分けながら1つ1つ袋に入れていました。
水産資源を保護するため、直径3.2センチに満たないアサリは掘り出しても海に戻す決まりになっていて、子どもたちはアサリの大きさを測るリングを使って選別していました。
地元の漁業者によりますと、ことしは例年よりもアサリの成長がよく漁獲も順調で、取ったアサリは子どもたちが家に持ち帰って地元の旬の味を楽しむということです。
4年生の女の子は「アサリがたくさんとれて楽しいしうれしかった」と話していました。
また4年生の男の子は、「取ったアサリはみそ汁に入れて家族で食べます」と話していました。