函館市「新幹線対策担当課長」新設へ
函館市は、大泉潤市長が公約に掲げた北海道新幹線のJR函館駅乗り入れの調査など新幹線に関連する業務を専門的に担う新たなポスト「新幹線対策担当課長」を設置することになりました。
函館市の大泉市長は新幹線の函館駅への乗り入れに向けた調査について、今年度中にも結果をまとめたいとしていて、来月、市議会に提出する予算案に調査費を盛り込みたい考えです。
こうしたなか、市は新幹線に関する業務の体制を強化するため、5月23日から、企画部のもとに新たなポスト、「新幹線対策担当課長」を設置することになりました。
今後、調査の内容や方法の検討を進めるなど新幹線の乗り入れに向けた業務を専門的に担当するということです。
また、札幌延伸でJRから経営が分離される並行在来線や、市が補助金を交付する「道南いさりび鉄道」についても担当するとしています。
北海道新幹線の新函館北斗駅と函館駅の間では、いわゆるアクセス列車の「はこだてライナー」が走っていますが、乗り入れに向けては、この線路を改修して新幹線が走れるようにする「ミニ新幹線」の方式などが検討される見込みで、費用負担が大きな課題の1つとなっています。