幕別町の幼稚園で子どもたちが農業体験
十勝の幕別町で幼稚園に通う子どもたちが特産のジャガイモなどを植える体験をしました。
この取り組みは、食の楽しさや大切さを学んでもらおうと地元の農家や農協が10年前から町内の幼稚園や小学校で行っていて、「幕別幼稚園」の園児、およそ90人が参加しました。
子どもたちはジャガイモの種イモやタマネギの苗を受け取ると、農家の人たちからやり方を教えてもらいながら1つ1つ丁寧に畑に植えていきました。
なかには植える前にどんな香りがするのかかいでみたり、「大きく育ってね」と声をかけたりする姿も見られました。
ジャガイモやタマネギはことしの8月下旬ごろに子どもたちも参加して収穫する予定で、家庭に持ち帰ったり、園で調理したりすることになっています。
参加した6歳の男の子は「楽しかった。収穫したらカレーにして食べたい」と話していました。
また、5歳の女の子は「最初は緊張したけど楽しかった」と話していました。
ジャガイモの農家で、JA幕別町青年部の七島大部長は「園児達に楽しんでもらえてよかった。今後も食や農業の魅力を子どもたちに伝えていきたい」と話していました。