札幌市豊平区でクマを目撃したという通報 警察が注意呼びかけ

札幌市豊平区の住宅街で１７日、クマを目撃したという通報があり、警察はパトロールを強化するとともに周辺の住民に注意を呼びかけています。

札幌市豊平区福住３条１１丁目で１７日午後６時２０分ごろにクマを目撃したという通報が車で通りかかった男性から警察に寄せられました。
通報は目撃から２時間半ほどがたっていて、男性は「子グマが道路を横切り、森林総合研究所の方向にある草地に去って行った」と話していたということです。
警察によりますと、これまでのところクマの痕跡は確認されていないということです。
現場は「さっぽろ羊ヶ丘展望台」の近くにある住宅街で、警察は、付近に小学校もあることから朝の登校時間帯にパトカーで巡回するなどパトロールを強化するとともに、周辺の住民に注意を呼びかけています。
また、現場近くにある森林総合研究所は、一般に公開している敷地内の施設を当面閉鎖することを決め、敷地の入り口では職員たちがクマの出没に注意するよう呼びかける文書を張り出していました。
一方、札幌市は担当者が現場に出て、周辺にクマの痕跡がないか調査することにしています。

【千歳でも目撃情報】
警察によりますと、１８日午前５時１５分ごろ千歳市白樺６丁目の住宅の敷地内で、住民から「子どもが子グマのような動物をみた」という通報がありました。
警察によりますと、通報では、６０センチほどのクマのような動物が住宅の敷地内の庭にいるのを目撃したということですが、これまでのところクマの痕跡は確認されていないということです。
目撃情報があった現場は住宅地で、近くには小学校のほか幼稚園や保育園もあることから、警察ではパトロールを強化するとともに周囲の住民に注意を呼び掛けています。