函館駅前で自転車利用者にヘルメット着用を呼びかけ

自転車の安全な利用についての啓発活動が15日函館駅前で行われ、警察官などが先月から努力義務になった自転車乗車中のヘルメット着用を呼びかけました。

これは今月11日から始まった「春の全国交通安全運動」にあわせて行われ、函館駅前の自転車の往来が多い交差点では、函館西警察署の警察官などが自転車の利用者にヘルメットの着用を呼びかけるチラシや反射材などが入った啓発グッズを配りました。
また、駅前の交番では自転車に乗る際に使うヘルメットが展示され、訪れた人はさまざまな種類のヘルメットを試していました。
警察によりますと、去年、道内の自転車事故で死亡した12人のうち、7人が頭のけがが致命傷となっていたということです。
ヘルメットを手に取っていた北斗市の男性は、「ヘルメット着用が努力義務になったことは知っていたので、今後も忘れないよう、気をつけいていきたい」と話していました。
函館西警察署の巳扇克章交通課長は、「事故が起きたとき、大事な頭部と自分の身を守るためにヘルメットを着用してほしい」と話していました。