朱鞠内湖 釣り人いた付近で人体の一部見つかる クマ1頭駆除

警察によりますと、14日から釣り人の男性が行方不明となっている上川の幌加内町にある朱鞠内湖で、この男性が渡し船を下りた場所の近くで15日午後、人の体の一部が見つかりました。付近で胴長靴をくわえたクマが目撃されたことを受けて、現地に駆除に向かったハンターや消防隊員が確認したということで、警察は、発見された状況などから男性がクマに襲われた可能性もあるとみて調べています。

警察によりますと、幌加内町の朱鞠内湖では渡し船の運営スタッフが14日早朝に釣りに訪れた50代の男性を釣りのポイント近くで下ろしたあと、14日午前10時ごろに男性を降ろした場所の近くで胴長靴をくわえたクマ1頭を目撃しました。
これを受けて15日午後1時ごろ、町や地元の漁業協同組合の職員、町から委託されたハンターなど15人がクマを駆除しようと釣り人の男性を降ろした現場近くに船で向かいました。
その後、行方がわからなくなっている釣り人の男性が渡し船から降りた現場近くで、クマの駆除に向かったハンターや消防隊員が人の体の一部を発見しました。
また、人の体の一部が見つかった現場近くでクマ1頭を駆除したということです。
警察は、発見された場所や状況から行方がわからなくなっている釣り人の男性がクマに襲われた可能性もあるとみて調べています。