札幌南区 住宅地への出没防ぐためクマが身隠せる樹木を伐採

クマの目撃情報が相次ぐ中、札幌市南区では住宅地への出没を防ぐため、市民団体のメンバーらが市街地に接する果樹園の周辺でクマが身を隠すことができる樹木を伐採しました。

札幌市南区ではこの春、クマの目撃情報が相次いでいて、先月には南区白川でオスのクマ1頭が駆除されました。
住宅地への出没を防ごうと、南区砥山にある市街地に接する果樹園の周辺では15日、市民団体やNPOなどの呼びかけで、クマが身を隠すことができる樹木を伐採する活動が行われました。
活動にはボランティアで参加した住民らも加わり、およそ20人がチェーンソーやのこぎりを使って木々を切り倒していきました。
市民団体「エコ・ネットワーク」の小川巌代表は「クマが住宅街に近寄らないように活動を続けたい。ヒグマを自分たちの問題として捉え、今後、地元の人たちにも多く参加してもらいたい」と話していました。