女性だけの相撲大会 福島町で4年ぶり開催 母の日に合わせて

2人の横綱を生んだ道南の福島町で女性だけが参加する相撲大会が4年ぶりに開かれ、気迫のこもった熱戦が繰り広げられました。

千代の山と、千代の富士、2人の横綱を生んだ福島町では相撲で町を盛り上げようと、毎年、「母の日」に合わせて女性だけの相撲大会を開いています。
新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となったことしの大会には東京や鹿児島など全国から合わせて59人の女性力士が参加しました。
取組は神社の境内に設けられた土俵で行われ、参加者たちは「まわし」の代わりに白い帯を腰に巻いて土俵に上がると、力強い突き押しや豪快な投げ技を披露し、気迫のこもった相撲で会場を沸かせていました。
大会は「クロ太郎丸」というしこ名で秋田から参加した会社員の加藤久美子さんが初優勝を果たし、「横綱」の座を獲得しました。
加藤さんは「4年ぶりの開催ということで久しぶりに相撲を取ることができました。まさか優勝できるとは思っていなかったので、すごくうれしいです」と話していました。