北見工業大学 来年の入試から総合型選抜に女子特別枠

理工系の女子学生を増やそうと、北見工業大学は来年実施する入試から総合型選抜に女子の特別枠を設けることになりました。

北見工業大学によりますと、去年5月現在の女子学生の割合は11.2%で、工学部の全国平均の15.8%に比べて4ポイント余り低くなっています。
こうした中で女子学生の割合を増やして女性技術者の育成につなげようと、来年実施する2024年度の入試から総合型選抜のコース確定枠に女子の特別枠を設けることになりました。
特別枠はエネルギー総合工学コースや環境防災工学コースなど8つのコースでそれぞれ2人ずつで、合わせて16人を募集します。
道内の国公立大学で女子に限定した入学枠を設けるのは初めてだということです。
北見工業大学の入試担当者は「学びたい分野が決まっている女子生徒を受け入れて、社会や企業で必要とされる技術者の育成を目指したい」と話しています。