室蘭の市街地でクマ目撃相次ぐ 注意呼びかけ

室蘭市で12日から13日にかけて、市街地やその周辺でクマの目撃が相次ぎ、道などが調査した結果、道路上でクマの足跡が複数見つかりました。
室蘭市は小中学校などに連絡するとともに、住民に注意するよう呼びかけています。

警察や室蘭市によりますと、12日午後10時半ごろ、室蘭市中島本町3丁目の道道で、クマを目撃したという情報が寄せられ、13日午前1時前には1キロあまり離れた室蘭市知利別町4丁目付近や隣接する天神町付近でも体長1メートルほどのクマが目撃されたということです。
さらに午前6時ごろには、崎守町内のゴルフ場付近でも体長2メートルほどのクマを見たと、警察に通報がありました。
目撃情報を受けて、道などが調査した結果、知利別町4丁目の道路上でクマの足跡が複数見つかりました。
道や地元の猟友会などによりますと、足跡の大きさから大人のクマのものとみられるということです。
室蘭市は小中学校などに連絡するとともに、住民に注意するよう呼びかけています。
対応に当たっている胆振総合振興局環境生活課の三好岳志主任は、「室蘭市では、ここまで住宅街の近くでクマが出没することはないと思っていたが、実際に起きているので、対策を考える必要がある」と話しています。