函館の小学生が「水中ドローン」で地元の海の生物を観察
函館市の海岸で、地元の小学生が「水中ドローン」などで海の中を観察するイベントが行われました。
このイベントは、小学生に地元の海に親しんでもらおうとNHK函館放送局と北海道大学、それに地元の潜水会社などが函館市臼尻町の海岸で行いました。
南茅部小学校の児童23人が参加し、はじめに陸上で海の中を見ることができる「水中ドローン」を使って海藻がたくさん生えている様子やウニや魚などを観察しました。
この「水中ドローン」は小型で操作も簡単なため、児童たちも実際に操縦を体験しました。
また、海底には「水中リモートカメラ」を設置し、陸上から操作して海藻の種類や生え方などをじっくりと観察しました。
児童たちは魚を見つけて歓声を上げたり、波に揺られる海藻を見つめたりしながら楽しんでいました。
参加した児童は「水中ドローンの操作は少し難しかったけど、きれいな海藻や魚を見ることができてとても楽しかったです」と話していました。
北海道大学の宗原弘幸教授は「地元の海の中にどんな海藻や生き物が住んでいるかを実際に観察できる機会は非常に貴重だと思います。これを機会に海に関心をもってもらえるとうれしいです」と話していました。